敬語ばかり使う人の心理的な特徴
必要以上に敬語を使って話したがる人がいます。
付き合いも長くて随分親しくなったにも関わらず、いつまでも「ですます調」を使ってくる人。まじめで丁寧、誠実な印象を与えますが、なんだかちょっと違和感があることも……。
敬語ばかり使う人は、「相手と距離を取りたい」と思っており、警戒心が強く、何かしらコンプレックスを抱えている可能性が高いです。
一定の距離をとっていないと不安なる心理
目上の人や上司、初めて会った人などに対して敬語を使うのは、現代の日本社会においては常識です。上手い下手に関わらず、多くの人がやっていることと思います。
しかし、親しい間柄にも関わらず頑なに敬語を使い続ける人は、何かしら考えがあってやっている可能性があります。
- 相手のことを親しいと思っていない
- 不安があり、警戒心を抱いている
- コンプレックスを抱いている
相手のことを親しいと思っていない
これは自分がやられたら、ちょっとショックですね。
「私はあなたのことを、そんなに親しいと思っていませんよ。あなたに対して好意を持っていません。」という意思表示です。
取引先である◯◯社のAさんは、自分に対してはいつまでも敬語。しかし、自分と同じ会社のBさん対してはタメ口で楽しそうに話している……というようなことはないでしょうか?
知り合ってからの時間は、自分もBさんも対して変わらないはずなのに、なぜかAさんは自分に対して心を開いていない様子。
Aさんが相手によって態度を変える(損得勘定で動くタイプ)ようであれば、諦めてそのまま放置でかまわないでしょう。
しかし、Aさんに限らず色んな人が自分に対していつまでもよそよそしいのであれば、自分の態度が近寄りがたいものではないか考え直す必要がありそうです。
不安があり、警戒心を抱いてる
好き嫌いの感情ではなく、何かしらの不安要素があって警戒心を抱いてる場合、その心理が敬語となって現れている可能性があります。
もし、身の回りにこのような人がいて、関係を良くしたいと思っているのなら、相手の警戒心を解くために必要なことは何か考えてみるといいでしょう。
冷たいと勘違いされるような態度を取っていたり、こちらの本心を十分に伝えていなかったり、些細なことで関係は改善することも多いです。
よく知らない人に対して、心を開く人はなかなかいません。まずは、自分のことをたくさん話してみることで相手は安心できるかもしれません。
強いコンプレックスを抱いてる
コンプレックスが強い人も、丁寧な言葉づかいをすることがあります。
人は、自分のほうが相手より劣っていると感じているとき、何かしら抵抗したくなる心理が働きます。
必要以上に敬語を使うことで、嫌味や皮肉のようなニュアンスを言葉に乗せようとしているわけです。
相手に届いているかは定かではありませんが……