やる気が出ない原因と対処方法

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やる気が出ない原因は、あなたが「やる気」という言葉があると信じているからです。

今日から、やる気という言葉・概念は忘れましょう。そうすればすべてが解決します。仕事や勉強を進める上で、やる気なんてものはなんの役にも立たないので問題ありません。

やる気を出す方法なんて考えなくて良い、ということです。

肩こりという言葉があるせいで日本人は肩が凝ります。英語に肩こりはないので英語圏の人は肩は凝りません。これと同じで、やる気という言葉を知らなければやる気の欠乏に悩まされることもありません

そうはいっても、やる気という言葉を忘れるためにはどうすればよいのでしょう?

どうしてもやる気を出したいなら、とにかくやり始めるしかない

やる気を忘れろと言われても、すぐには無理でしょう。忘れるためには、やる気の存在を疑うところから始める必要があります。

やる気が出てくるのは、作業に取り掛かってしばらく経ってからである。このメカニズムは脳科学や心理学の研究で明らかになっていることです。

やる気が出ている状態」はあくまでも結果であって、「やる気ありき」で作業が捗ったりするものではない、ということです。

何かに没頭して夢中になっているとき、「自分が今やる気があるかどうか」を気にしている人はいませんよね。

やる気に支配されるとやる気が出ない

「そうか、じゃあとりあえず始めてしまえば良いのか」と思って試してみるものの、うまくいきません。なぜ?

スケジュールを組んで、ToDoリストを作って、自分の感情を押し殺してシステマチックに作業に取り組むようにしたのに、うまくいきません。なぜ?

原因は、心のどこかで「作業を続けているうちにやる気が出るに違いない。」「やる気が出れば作業が捗るだろう」と思っていることです。

どこまでいっても「やる気」に支配されて、だまされているのです。本当はそんなものはないのに。

やる気がある状態は存在しない

やる気がある状態をあえて言葉で説明すれば、「作業を始めてしばらく経って、順調にことが進んでいる状態」ということになるでしょう。

だって、「作業を始めてしばらく経ったのに順調じゃない、だけどやる気はある」なんておかしいですから。おかしいというか、わざわざ自覚する必要がない気持ちです。

うまくいかない、失敗したからやる気がなくなった、では困りますよね。だれもそんなことを望んでいません。

理想的なのは、失敗しても立ち上がる、うまくいかなくても諦めないこと。あるいは、良いときも悪いときも淡々と作業(仕事・勉強)をこなすことです。

そこに「やる気」が入り込んでくると、事態がややこしくなるだけでしょう。

だから、そもそも「やる気」という概念を頭の中から消し去ったほうが良いのです。

やる気とモチベーションの違い

やる気を英訳すると、「Motivation」です。しかし、Motivationを日本語訳すると「動機」です。

動機とやる気は、日本語的にはちょっとニュアンスが違いますよね?

動機とは、出来事が起こるはずみ。行動を決定する原因となるもの。

やる気とは、物事を行おうとする気持ちや欲求。

モチベーションはあっても、やる気は出ない

この言葉の意味から、論理的に考えてみると、仕事や勉強というのはそもそもやる気があるとかないとか関係なしに進むものだということがよくわかると思います。

お金を稼ぐための仕事。仕事は、お金を稼ぐための動機(行動を決定する原因)にはなりますね。しかし、お金を稼がなければならないからといって、やる気が出るとは限りません。

試験合格のための勉強も同じです。勉強は、試験合格のための動機(行動を決定する原因)である。しかし、試験に合格したいからといって、勉強にやる気が出るとは保証できないのです。

そうすると、やる気を出すための工夫が必要になってきてしまいます。やれ「まずは机をきれいにしろ」とか「朝早く起きろ」とか「好きなものを近くに置いておけ」とか「体に良い食べ物を食べろ」などという話が出てくる……。

あれ?じゃあ、机をきれいにするやる気が出ない人はどうすればよいのでしょうか……?

やる気が起きないのなら、やらなければ良い

あえてやる気というものがこの世界にあるとして考えれば、やる気が起きないのなら、やらないというのもひとつの選択でしょう。

人間は嫌なものに対峙したときの本能的な行動は、「固まる→逃げる→戦う」の順です。

恐怖を感じたりすると体が硬直します。次に、固まっていても埒が明かないと感じると、その場から逃げようとします。逃げられないとわかって初めて戦おうとします。

これは人間が今の身体に進化する前から備わっている機能です。

だから、やる気が出ない、つまり固まって動けないようなものは初めからあなたに向いていない可能性が高いのです。

しかも、どうせ次に起こす行動は逃避。そして、最後には嫌々戦うわけですから、うまくいくわけがありません。

意識高めのビジネスマンやYouTuber(ユーチューバー)たちが「好きなことをして生きろ」と言いふらしているのは、それなりに理にかなっていることなのです。

やる気は目的達成に一切関係ない

夢や目標を達成するために必要なのは、そこに至るための行動だけです。気持ちは関係ありません。

お金を得るには、お金を得る行動を取ること(投資・労働)。試験に合格するためには、試験に合格するための行動を取ること(勉強)。

やる気があるとかないとかは、目的が達成されるかどうかに一切関与しません。だから、「やる気」という言葉が存在する必要性もないのです。