部下の叱り方でわかる上司の心理

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人は権力を持つとついそれを使ってみたくなる傾向にあるものです。

しかし、中にはやり過ぎと思われる人も少なくありません。些細なミスでも部下を罵倒したり、暴言を吐いたりする上司があなたの周りにもいるのではないでしょうか。

彼らは内面に強いコンプレックスを抱えていると考えられます。人の上にある立場でありながら自分に自信がない、あるいはも上司からの非難を受けているためストレスが溜まっているなど、強い不満、不安を抱えているのです。

このような行動は、心理的にどんな効果があるのでしょうか?

なぜ、自分自身の不満を他人にぶつけてしまうのか

自分(上司)の不満を、他人(部下)にぶつける。これを心理学では投射といいます。

投射とは、自分の持っている好ましくない感情や衝動などを、他に転嫁することです。これは自己防衛のひとつで、投射をした本人は精神が安定する効果があります。

本当は自分が嫌っているのに、相手が自分を嫌っているのだと考えたりするのもそのひとつです。思い当たる節があるのではないでしょうか。

本人は心が落ち着いてよいかもしれませんが、周りには迷惑な話です。

怒り方を見れば心理がわかる

人が怒るとき、その行動には心理が表れるものです。

席まで来て怒るパターン

わざわざ部下の席まで来て、部下を見下ろしながら怒る上司。

上下関係に必要以上に拘っているため、相手(部下)に対して自分より低い位置にいるのが当然だと考えているのです。

本当はそうでなくても、とりあえず怒っている間は自分が上であることを示せるので精神が安定します。

物理的な位置関係が、そのまま上下関係を示す。まるで動物のケンカのようです。しかし、人間も同じ動物ですから、感情が昂ぶっているときには、本能むき出しの行動が出てしまうのでしょう。

部下を自分のところまで呼んで怒るパターン

部下を自分の席まで呼び寄せて、立たせたままで怒る上司。

このパターンは、自分の地位が絶対だと確信している証拠です。自分の都合で周りの人間が動いてくれると信じているおめでたい発想の持ち主と言えるでしょう。

部下をまるで持ち駒のように考えているため、自分の利益のためには大切な部下を捨て駒にするサイコパスな面もあります。

ひと目のない別な部屋で怒るパターン

人目のない部屋へ呼び出して怒る上司。

目線を同じにして怒るのは、部下を自分と同格と見ていることの表れです。部下のことを想って叱っていることが多く、理想の上司といえるでしょう。

しかし、中には自信がなさすぎて大勢の前で怒るのは気が引けるから、という理由で別の部屋へ呼び出す人もいます。

実際にその上司が怒っているときの様子をよく観察したほうが良いでしょう。わざわざ別室に呼び出したにも関わらず、しどろもどろであやふやな言葉を使うようでは、将来が思いやられます。