職場でちやほやされて調子に乗ってしまう人の心理とは

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尊敬されたい、みんなにとって特別な存在でありたい、ちやほやされたいという欲求は誰もが持っているものです。

しかし、周囲の人間が違和感を覚えるほど過剰に反応して調子に乗ってしまう人が少なからずいます。あなたの周りにも思い当たる人物がいるのではないでしょうか。

過剰に調子に乗ってしまう人は、常日頃から「自分は認められていない、満たされていない」と感じており、その反動から、特別扱いされると強烈な満足感を得ています。不満→満足という感情の振れ幅が平均的な人間よりもはるかに大きいため、異様に映るのです。

会社組織の中で働く人間としてはマイナスかのように思えますが、必ずしも悪いことばかりではありません。接し方に気をつければ、大きな成果をあげてくれる可能性もあるのです。

調子に乗る度合いは潜在的な心理状態が大きく関係する

職場で特別扱いされて調子に乗ってしまう人は、平均的な人よりも「特別扱い」の意味を大きく感じています。

なぜなら、普段は「自分は認められていない」と感じており、そのせいで「もっと自分を認めてほしい」という想いが強くなっているからです。

「特別扱いをされて調子に乗る」ということは、普段いかにきちんと扱われていない(と本人が感じている)かということになります。

落ち込んでいるときだとちょっとした優しさでもやけに嬉しく感じるのと同じ原理で、彼らは「特別扱い」を「特別以上」に受け取って感情が吹き出しているのです。そこで得られる幸福感は一般人の比ではありません。

たとえ周囲から「あいつ調子に乗っているな…」と陰口を叩かれようが、そんなのおかまいなしにテンションが上がるのも当然なのです。

お調子者の良いところを伸ばしてみては

上司や同僚に「認められている」と感じているとき、人は快感を味わうだけでなく、仕事のパフォーマンスも上がることがわかっています。

「周囲から認められている、注目、関心を集めている」と感じている人間の仕事の生産性が高まることを、ホーソン効果といいます。関心を集めている人間は、周囲の期待に応えようと頑張る傾向があるのです。

しかし、特別扱いされたからといって調子に乗りすぎると、周囲から反感を買ったり評価が落ちることもあります。あるいは、特別扱いがかえってプレッシャーとなって萎縮してしまったりやる気を失うこともあります。

「特別扱い」から成果が上がるまで

特別扱いされるとつい調子に乗ってしまうことには、潜在的に持つ心理が大きく関係しています。つまり本人の性格以前の話で、誰にでも起こりえる状態だということです。

調子に乗る人間に対して、周囲の人間は分別のある大人として対応することが大切です。図に乗っていることが気に食わないと感じたりしても時間のムダですから、いかに生産性の高い仕事をしてもらうかを考えて上手に導いてあげましょう。

調子に乗り始めてから成果が上がるまでサイクルがありますから、じっくりと経過を観察する必要があります。良い変化が現れない場合、特別扱いがアダとなっている(プレッシャーを感じているなど)、本人には向いていない可能性が高いです。

  1. 特別扱いされたい・注目されたい(人が潜在的に持っている願望)
  2. 特別扱いされ、周囲から注目を浴びる
  3. 自己顕示欲が満たされる(満足感を得て「調子に乗る」状態が始まる)
  4. 快感・幸福感を得る(潜在的な願望が満たされ、さらに調子に乗る)
  5. やる気が出て能力が発揮され始める(別人のようになる)
  6. 成果が上がり始める(成功)

3の段階で潜在的な願望が満たされると、それで満足して終わる人もいます。その後さらに幸福感を得ようと頑張る人は「化ける」可能性が高いと言えるでしょう。

調子に乗るのは悪いことばかりではありませんが、一般的に人は、急に変わった人間に対して冷ややかです。もしもあなたが上司の立場なら、「調子に乗っている」ことが良い方向へ向かうきっかけとなるようにサポートする必要があります。