他人を批判したりバカにする心理とは

このエントリーをはてなブックマークに追加
他人をバカにする人の心理

誹謗中傷、簡単に言えば「他人をバカにする」行為や言動。この裏にある心理とはどのようなものなのでしょうか。

バカにするということはつまり、相手の価値を引き下げること。それに伴ってついてくるのは、相手と同じ立場に立ちたいという気持ちです。

ということは、他人をバカにする人は、心の奥底に劣等感(コンプレックス)を持っているということ。そして、それを解消したり隠したいという心理から行動を起こしていると考えられます。

では、そのようにバカにしてくる人にはどう対処すれば良いのでしょうか?また、自分がつい他人をバカにしてしまうと感じている人はどのように癖を治していけば良いのでしょうか?

劣等感情を消したいために人を批判している

他人をバカにする、相手を下げるという行為は、冗談や芸としてのものでなければ、コンプレックス(劣等感)によるものが大半です。

そうすることで、自分の立場を優位に保ちたいという心理が働いています。つまり、バカにしたり下げたりしない限りは、自分が下であるという事実を認めているということです。

このような心理を「引き下げの心理」といいます。自分より優れている相手に対して自分自身の劣等感を消そうとしたくなる心理です。

いつも他人を批判してバカにするような人に対しては、「かわいそうな人だな」と微笑ましく思い優しい眼差しで眺めてあげるのが一番です。こちらも対抗意識を燃やすようなことはあってはいけません。

「弱い犬ほどよく吠える」とはよく言ったもので、散歩中の犬が他の犬に吠えかかっているのを目にすることはよくありますが、吠えているのはほとんどが小型犬であり、猟犬など大型犬は静かにしています。

他人を批判しない人間になるには

人を批判ばかりしていては、他者からの信頼は得られませんし、自分自信の成長も期待できません。誰かに対して腹が立ったり嫌な気持ちになったら、それは自分のどういった感情から来ているのか、一度立ち止まって考えることが大切です。

自分の胸に手を当てて…というやつです。何事も思うがままに突き進むのはよくありません。一旦落ち着く、というのは本当に大切なことです。

あまりにもコンプレックスが強いと、極度に自信をなくしたり、無気力になったりします。また、健全なコミュニケーションを妨げる原因になることもあります。

知人や同僚が成功したとき、「あんなもの、どこにでもありそうなアイデアじゃないか」とか「あいつは要領がいいから、上司にうまくゴマをすっているに違いない」などと、少しでも思い浮かぶようなら要注意です。

他人と自分をすぐに比べない。目をそらす

他人の成功は動かしがたい事実です。自分が成功していないこともまた事実です。正面から真剣に向き合って考えると、そのような結論に至ってしまいます。

バカ正直に考える必要はありません。誰かが少し成功したからといって、いちいち自分と比べないことです。

同僚の仕事と自分の仕事を結びつけることをしなければ、妬んだり相手を下げる必要もありませんよね。「他人は他人、自分は自分」の徹底を意識してみましょう。

コンプレックスにはプラス面もあると考えること

比べないことが大切だとはいえ、誰しも他人と比較して自分が劣るように感じられ、落胆することがあるでしょう。コンプレックスは多くの人を悩ませるものですが、人間のごく自然な感情のひとつでもあります。

ですから、「自分だけが…なぜ…」などと深刻になる必要はなく、どうせなら前向きに悩むことが大切です。

つらく苦しい感情ですが、それがあるゆえに人は成長するというのも事実。「◯◯には負けたくない」という気持ちが原動力となり、大きな成果を成し遂げることができます。また、コンプレックスが架け橋となって、人と人が心を開いてつながり合えるという面もあります。

ですから、コンプレックスは必ずしも常にマイナスに働くというわけではありません。適度な距離感を保ち、上手に付き合うことが大切なのです。