脚(足)のしぐさでわかる心理
人と話をするとき、まず目がいくのは顔、次は手でしょう。視線の動きや表情、手の動きから多くの情報を得ることができます。
しかし、実は人間のからだの中で一番心理状態がよく現れるのは脚(足)です。本人も足まではなかなか意識がまわらないので、余計に気持ちが表れてしまいます。
立っているときや、座っているときの足の置き方や動きに注目することで、相手が隠しきれない本音を伺いしることができます。
会話中に出る足のしぐさ
会話中、立っているとき、座っているときの脚の形を見れば、相手がどんな心理状態か探ることができます。
脚をまっすぐにして閉じている
脚をまっすぐに閉じているのは警戒心を抱き相手に踏み込まれたくないという心理状態の現れです。
面接などでは、始めはこの状態になりますが、会話をしている中で徐々に崩れていくことがあります。気持ちが開放に向かうか、より閉ざされていくか注目してみましょう。
脚を開いている
相手に対して開放的な気持ちであり、リラックスしていることの現れ。あなたに対して好意を示しています。
脚を前方に投げ出している
話に興味がなく、退屈している。飽きてきて投げやりになっている状態です。
たとえ投げやりになっていたとしても、何かしら緊張感を持っている人は脚を前に投げ出すことはめったにありません。
両脚を揃え、左右どちらかに傾けている
会話の初めからこの形になる人は、自信家でプライドが高い傾向があります。おだてると調子に乗りやすいタイプが多いのも特徴。
足首をクロスさせる
脚を少し後ろに引き、足首のところで交差させて座っている状態。幼稚でロマンチストなタイプ
脚をイスの脚に巻きつけている
緊張している人がなりやすい形。警戒しており本心を隠そうとしている可能性があります。
足がドアのほうに向いている
ドアは出口です。足が出口に向いているということは、その場から離れたいという心理の現れ。
最初からこの足の向きになっている人は、何かまずいことを抱えているなどマイナスの気持ちを持っています。
左脚を上にして組む
積極的で解放的な性格。自分のペースで話を進めたがるタイプの可能性が高いです。
右脚を上にして組む
やや内気な性格で、何事も控え目な傾向にあります。
頻繁に脚を組み替える
退屈しています。そのために気分を変えようとしている心理が足の組み換えとして現れているのです。
貧乏ゆすりはストレスや不安を軽減させている
足を細かくゆする貧乏ゆすりは、その振動を脳神経に伝えることで緊張やストレスを和らげる効果があると言われています。
イライラしているときや緊張や不満を感じているときに自然と出てしまう動作です。それまで静かにしていた相手が貧乏ゆすりを始めたら、その人にとって嫌な話題が始まったと考えられます。