話を終わらせたい拒否のしぐさ
相手が「もう話をしたくない」という合図を送ってきたら見逃さないようにしましょう。
「話をしたくない」のサインの多くは、「無意味な行動の繰り返し」「何かを終わらせる動作」です。
これは話に集中していない証拠。内容が気に入らないために拒絶しているときもありますし、この後に何か予定があって急いでいる場合もあります。
こうしたサインを見逃さずに対処できれば、ムダに悪い印象を抱かれることもなくなるでしょう。
拒否のサイン。意味のない動作にはどんなものがある?
- 飲み物のカップが空なのに飲む動作をする
- ペットボトルのフタを開けたり締めたりする
- 意味もなく手帳を開いて閉じる
- メモらしきものを書いているが、ただの落書き
- スマホや携帯電話をいじっているたり止めたりする
誰が見ても意味がないとわかる動作を繰り返している場合、相手は「心ここにあらず」の状態です。
1度に3回以上うなずく
相手の話を聞いて同意しているとき、人はうなずく動作をしますが、3回以上連続してこの動作を繰り返すようだと意味が変わってきます。
不必要に何回もうなずいたり、話の流れに関係ないところでうなずくのは、ちゃんと聞いていない、面倒くさい、もしくはもう切り上げてほしいというサインです。
わざとらしい咳払いをする
わざとらしい咳払いは、「拒否」を伝えるサインです。
その話の内容に異を唱える意味を含んでいる場合もあります。まだ直接口に出す段階ではないけれど、あなたの意見には反対、というニュアンスが含まれているのです。
会議やプレゼンなどで、あなたの発言中にやたら咳払いをする人がいたら、不満を持っているサイン。何かしら対処が必要な存在であることがわかります。
髪や耳など顔の周辺を触る
単なる癖の場合もありますが、話を聞きながらこのしぐさをするのは、相手の話を止めさせたいというサイン。
表情や反応にも注意してみましょう。目を細めたり、口をグッと閉じている場合「終わりにしよう」と思っている可能性が高いです。
タバコをつけたのにすぐ消す
タバコに火を付けたのにほとんど吸わずに消すようであれば、早く話を切り上げたいと思っているサイン。
間が持たないのでとりあえず火をつけたけど吸いたいわけではないのですぐに消す。こうした動作は、心が落ち着いておらず不安を感じている証拠です。
ペンのキャップを閉じたり、手帳をカバンに締まったりという、何かを終わらせる動作をしたら、相手はその場を切り上げて離れたいと思っているでしょう。
イスから腰を浮かせる
イスから腰を浮かせる動作は、立ち上がる準備動作です。一刻も早くこの場から立ち去りたいという無意識の意思表示です。
ひじ掛けをつかんだり、両膝をつかむ動作も、立ち上がる準備動作。
理由をつけて席を離れる
飲み会や食事中、会話の途中にも関わらず「ちょっと電話してくるね」「ちょっとお手洗いに」などと理由をつけて席を離れるのは、早く帰りたいサインです。
もし、その話が大切であると思っているなら、途中で「電話してくる」などあり得ません。本当に用事があったとしても、一区切りまで待つはずです。
「とにかく…」
こちらが話をしている最中に、相手が「とにかく…」という言葉をやたら使い始めたら、早く話を終わらせたいサイン。
話を要約してまとめようとするのは、話を切り上げるときの行動です。
仁王立ち(肘を張って、腰に手をあてて立つ)
営業などで訪問した先で立ち話の状況になったとき。
相手が仁王立ちの姿勢を取り始めたら、「ゆっくり話を聞くつもりはありません」というサイン。
話を切り上げたいときのサインまとめ
意味のない動作
- 飲み物のカップが空なのに飲む動作をする
- ペットボトルのフタを開けたり締めたりする
- 意味もなく手帳を開いて閉じる
- メモらしきものを書いているが、ただの落書き
- スマホや携帯電話をいじっているたり止めたりする
終わらせたいときの行動
- 3回以上うなずく
- 髪や耳を苦い表情で触る
- 椅子から腰を浮かせる(立ち上がる準備)
- 電話など理由をつけて席を立つ
- 「とにかく…」「要するに…」など話をまとめようとする
- 仁王立ちをして話の聞いている