いつも後ろの席に座る人の心理

いつも後ろの席に座る人の心理

授業や勉強会、講演会などに参加したとき席が自由に選べる……。あなたはどこに座りますか?

教壇から離れた後ろのほうでしょうか。それとも前のほうでしょうか。その授業や講演の内容によっても変わるかもしれません。

では、もし好きな歌手のライブだったら、どの席に座りますか?

少しでも前の席を獲得しようとする人が多いはずです。

心理学では、対象と自分との物理的な距離と心理的な距離は比例するという説があります。好きなものには近づき、嫌いなものからは自然と遠ざかるということです。

いつも後ろの席に座る人は、自分が目立ちたくないという気持ちの他に、相手のこと、つまり先生が嫌いという心理を持っている可能性があります。

好きな人と親しくなる方法

対人距離と心理が比例する法則を使えば、物理的に近づくことで好きな人との心理的距離を縮めることもできます。

好きな人に近づいてしまうということは、近くにいる人のことは好きになりやすいということです。これを「ボッサードの法則」といいます。

親しくなりたい人がいて、食事や何かで同席する機会があれば思い切ってその人の近くに座ってしまいましょう。

斜め隣の席に座れば親しくなれる

そのとき、真正面の位置だと緊張感が高くなってしまうので、避けたほうが無難です。角を挟んで隣の位置がベストポジションです。それが難しければ隣でも十分な効果が期待できるでしょう。

パーソナルスペースを尊重するかどうか

あなたは隣の席に座りグイグイと攻めました。一区切りついたところで、相手がさり気なく立ち上がって席を移ったりしたら、パーソナル・スペースに踏み込んでしまったということも考えられます。

内向的な人はパーソナル・スペースを広く取りたがるので、あまりに近づきすぎると、あなたの「好かれたいという意図」に反して警戒心を持たれることもあります。

反対に、外交的な人はパーソナル・スペースが狭い傾向にあるので、積極的にアピールして密着したほうが効果は高いでしょう。